左隣に座っている
カナトさんの方をちらっとみると
カナトさんはもくもくとたこ焼きを食べていた。
シュウト
カナトさっきからなんもしゃべんねーな。いねえみてぇだぞ
カナト
…いや
カナト
２人は歳が近いから、話しやすいのかと思って、みてた
シュウト
まあカナトは６つも上だからな～
紗奈
（あ、あれ？カナトさん、もしかして、ちょっとだけしょんぼりしてる…？）
紗奈
……
紗奈
（うーん…。シュウトくんとは確かにしゃべりやすいけど、カナトさんとうまく話せないのは、ドキドキしすぎるから、なんだけどな…）
たこ焼きを食べ終えるとシュウトくんはすくっと立ち上がった。
シュウト
俺足りねえから他のもなんか買ってくるわ
シュウト
紗奈達どうする？
紗奈
あ、私はもうこれでお腹いっぱいだから…
シュウト
え？もう？小せぇ腹してんな…
シュウト
…カナトは？
カナト
俺も今はそんなにすいてないかな…
シュウト
あ、そう…
シュウト
じゃあ俺、ちょっと行ってくるわ
紗奈
あ、じゃあ私、あそこのガラス細工みてようかな…
紗奈
さっきから気になってたんだよね
シュウト
ふーん、分かった
紗奈
…カナトさん、一緒にみようよ…
カナト
ん…。それじゃ行こうか