ラビス
それじゃ、そろそろいこうか、律
律
…そうだね
ラビス
それじゃ、またね。紗奈ちゃん
ラビス
ばいばーい
ラビスは明るくそういったが、
りっちゃんは切なそうにこちらを見つめただけで、
特に声をかけてくることはなかった。
やがてりっちゃんとラビは、私の目の前から、すぅっ…と姿を消していく…。
紗奈
ありがとう、りっちゃん
紗奈
ありがとう…ラビス……
…そんな感じで今回の事件は解決したのだけれど、
ラビが人間界にいる限り
また”不思議”とは出会いそう…。
…きっとパラレルのりっちゃんとも…。
……。
それにしてもりっちゃんと恋人同士ってパターン、多いな…。
なんだかちょっとだけ、意識してしまった…かも…?
第二部【完】
第三部に続く