紗奈
お腹すいてきたね。ご飯、なにがいいかな
シュウト
あ、俺たこ焼き好き
紗奈
じゃあ私もたこ焼きにしようかな
カナト
じゃあ俺もそれで…
塩味とソース味があったので、
カナトさんと私は塩味、
シュウトくんはソース味を注文した。
適当なイスを見つけると
そこでさっそくパックを広げ、
みんなでたこ焼きを食べ始めた。
シュウト
あ、たこやきうめえ
紗奈
うん、おいしいね
紗奈
(ソース味もおいしそうだな…)
思わずシュウトくんのソースたこ焼きをみてしまう。
シュウト
ん?ソース味、気になる?
その視線に気づいたのか、シュウトくんが声をかけてきた。
紗奈
う、うん、ちょっと…
シュウト
じゃあ口開けろよ、一個入れてやるから
紗奈
えっ、こんなアツアツのたこ焼き、丸ごと口の中に入れたら、やけどしちゃうよ~
シュウト
ぷぷっ…気づいた?くくくっ…
シュウト
ほら、好きなだけ持ってっていいぞ
そういうとシュウトくんは私にたこ焼きの入ったパックを差し出した。
紗奈
うん…。ありがとう…
紗奈
あの…。塩味も、食べてみる…?
シュウト
あ、欲しい欲しい
紗奈
……。あーんする?
シュウト
ぶっ…しねーよ。あちーし
ぷぷっと笑うシュウトくん。