シュウト
紗奈、下がってろ!
シュウトくんは私をかばいながら、戦闘モードに入った。
とりあえず目の前のモンスターを一匹倒すが、
目立ってしまったせいか、周りにいた他のモンスター達もこっちに向かってきてしまった。
凶暴そうなモンスターが現れ、私に鋭い牙をみせて噛みつこうとする。
シュウト
危ない、紗奈…!
私をかばったシュウトくんから、赤い血が流れる…。
紗奈
シュウトくん…!
更にしゅるしゅると蜘蛛の糸が現れ、シュウトくんの体に巻き付く。
シュウト
うっ…なんだこれ…力が吸い取られて…
シュウト
や、べ…力、だせねぇ…
紗奈
……!
そこに更にモンスターの攻撃が。
紗奈
…!
紗奈
だめっ…!!
ブレスレットが急に熱くなったかと思うと、
目の前のモンスターは遠くに弾き飛んだ。
更にブレスレットは光り輝く刃を生成したので
私はその刃で蜘蛛の糸をズバッと引きちぎった。
動けるようになったシュウトくんは体制を立て直し、
更に襲い掛かってきていたモンスター達を倒した。