シュウト
ふー危ねえ危ねえ…。紗奈、助けてくれて、ありがとな
シュウト
お前、実は結構強かったんだな。何もできねーのかと思ってた
シュウト
お前、パトローラーと属性が違うせいか、結界の影響殆ど受けてねえみてぇだし…
紗奈
え…?私…?
シュウト
うん
紗奈
…ブレスレットの力、じゃないの?
シュウト
いやいや…それバリアぐらいしか張れねーはずだから…
紗奈
…え…
シュウト
…っと…自覚ねぇのか…
シュウト
……んーなんか地球のやつらってなぜかうまく能力使えないけど、別に使えないわけじゃなくて、使い方を知らないだけなんだよな…
シュウト
ここ、ちょっと特殊な場所だから、初めてでも能力が引き出しやすかったんだろうな…
紗奈
……
シュウト
…うーん…とりあえず慣れてねえなら、今はまだ、あんまり使わねえ方がいいぞ
シュウト
体が魔法に耐えられるよう出来上がってねぇだろうから…
紗奈
う、うん…
なぜかよしよし、と頭を撫でてくれるシュウトくん。
シュウト
んー地球のやつらも、能力とかうまくあやつれれば、悪魔とかモンスターにも狙われにくくなんのにな…
紗奈
……。シュウトくん…
シュウト
ん?
紗奈
…地球とか、属性が違うとか…っていってるけど、パトローラーは地球の人…じゃないの?
シュウト
は……
シュウト
っと、ちとしゃべりすぎちまったかな…
シュウト
基本あんまり話しちゃだめなんだよな、パトローラーのこと…
シュウトくんは慌てていた。
カナトさんと違って、もしかしたら突っつくと
色々教えてくれる人かもしれないな、なんてちょっと思ってしまった。